ある日、私はいつものようにお友達のｋａｙｏさんのホームページ「ぷろやきうおえかき帳」へ遊びに行った。
野球選手の楽しいイラストがたくさんあるので眺めに行くのである。そこには「テーマ投票」というコーナーがある。指定された期間中にテーマにそって訪問者の票を募り、決定されたランキングによってＨＰのＴＯＰを飾るイラストが描かれるという仕組みになっている。
　その日、「テーマ投票」のテーマは「家事が似合いそうな（得意そうなだったかも知れない）野球選手」というのに変わって数日を経ていた。私がのぐちんに１票を投じるべくこのコーナーを訪れた時には、既に誰かの１票が入れられていたのである。
　それが、私ともう一人の誰かさんによる「組織票」の始まりであった。投票には任意でコメントをつけることができる。そこに私達はいかにのぐちんには家事が似合いそうか（もしくは得意そうか）ということを短い文章で語り合った。そして見事のぐちんをダントツで１位の座に輝かせたのであった。
　投票期間終了後、もう一人の誰かさんの名が明かされたのである。よめすさんという。どういうわけだかこの人は、組織票の相方が私ではないかと薄々わかったらしい。私は全然わかんなかったのに。
　かくして、めでたく「ぷろやきうおえかき帳」のＴＯＰをｋａｙｏさんが新しく描いてくれたのぐちんが飾ることになったのである。
　しか〜し、ｋａｙｏさんの描いてくれたのぐちんは、エプロン姿だったのである！
　これは私達にとって大きな問題だった。私達のイメージでは、家事をするのぐちんはやはりかっぽうぎ姿でなくてはならないのである。
（と言いつつ、エプロン姿ののぐちんはｋａｙｏさんにおねだりしてちゃっかり持ち帰り、デスクトップに飾られたのだけれど・・・）
　そんなわけで、またこっそりのぐちんに投票してｋａｙｏさんにかっぽうぎ姿ののぐちんを描いてもらえる励みにするために「のぐちんかっぽうぎ隊」は設立したわけである。
　ついでに「入隊希望ならここで管理してちょうだい」というよめすさんの要請により、調子に乗ってこんなものを作ってしまったのである。